漬かりすぎの漬物

買ってきた漬物が冷蔵庫の中で未開封のまま賞味期限を過ぎてしまったなんて事ありませんか?
特に一夜漬けなどは賞味期限も短く、開封しても少人数のご家庭では食べきれずに捨ててしまったりって事があると聞いた事があります。

一夜漬けの賞味期限は概ね1週間程度の場合が多く、その賞味期限も未開封で冷蔵庫などで低温管理された状態での期間です。
一度商品の温度が上がってしまうと、それから冷蔵庫へいれても、期限内であっても、野菜の色があせてきたり、液が濁ってきたりします。
食べてみても、ちょっと酸っぱかったり…。

これは、発酵が進むにつれ素材の組織がアミノ酸に分解され酸味が増していくわけです。
更に発酵が進むと、舌がピリピリするほどの酸味がしてきますが、ここまでではない程度のものなら、まだ我が家は捨てません。

白菜や葉物の漬物であれば、液を軽く絞って野菜炒めや卵でとじて使ったり、細かく刻んでチャーハンの具にもなります。
白濁した液の中には発酵によって分解されたアミノ酸が豊富にあるので、調味料としても使います。
もちろん日持ちはしないので、余った液は捨ててますけどね。
あと、塩っ辛い漬物にはマヨネーズをつけて食べてみてください。
以外に合うんですよ。

2006年 12月 16日掲載
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